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わすれなぐさ

思うこと。

終われない数字、8の夢

また4/8がきた。8回目。

しあわせを感じられる相手だけが運命のひとではない。わたしがしたいことをさせ続けてくれるひととの出逢いもまた運命。

たとえ苦しいままだとしても、したいことの原動力が《そのひと》であるなら、負の激情とともに生きるしかないのだと8回目にして思う。

蔑ろにされているのに、魅せられている。出逢ってからずっと。
離れられない。忘れられない。消せない。

でも、そうだからこそ、書きたいこと・書けることがあるのも事実。《そのひと》との時間に、あたたかで永続的なしあわせを感じてしまえば、わたしのしたいことはひとつ失われてしまう。それではだめだ。


《そのひと》がいないと、わたしは書けない。
ずっと傷つける存在でいてくれないと、わたしは書けない。

しあわせを感じたとき、崩れる関係。
こういうのもアリだと認めるのは、凄く不思議。
でもすべてこれでよかったと思える。
わたしがしたいことをするためには、このかたちでなければならなかったということなのだろう。


愚、醜、汚、狡、狂、壊、崩、死…
よくみて向き合い、「それでも生きる」を考えられるひとでありたいと思う。
その過程でしたためた言葉で、今度こそ《そのひと》を殺したい。





という、変な夢を見た。

なんでもないこと

3月11日に思いを寄せたひとはもう隣にいないけれど、年に一度思い出すたび、わたしの心に取り憑く亡霊として一生一緒に生きるであろうことを不思議におもう。

矛盾を受け容れる勇気はおありで?

結婚式の日の朝
忘れ物を取りに部屋へ戻ると
おじいさんと、死んだおばあさんが座っていた

おばあさんは若くて美しい時分の姿で現れ、わたしは
ああ、来てくれたんだね…
と感極まり、泣きながら抱擁した
なにも言わなかったけれど、おばあさんも泣いていた


という夢を見た
見る夢にはなにか意味があるのだろうか


昔、現在のパートナーと初めて出会った日に見た夢

元恋人の部屋でうたた寝をしてしまい
起きたら机に置き手紙だけがあった
【わたしはもう大丈夫だから】
そして左手の薬指に美しい指輪がはまっていた





死んだひととも多分一緒に生きている
終わりをつくったのはわたし
いまどこにいて
これからどこにいくのですか?

i've had enough of this place.

いまの彼にとっては、過去のいっさいが、はるか下方、見えるか見えないかの深い底に行ってしまったように思われる。以前の考えも、以前の問題も、以前のテーマも、この眺望全体も、彼自身も、いや、すべてが、すべてがそうなのだ…あたかも彼自身がどこか高みへ舞いあがり、いっさいが彼の視野から消えてしまったようでもある…(『罪と罰』)


今の自分ではもうどうにもならない、どこにもいけない。

今まで自分をかたちづくっていた、人間関係、記憶、考え、振る舞い、装い、全部もう使えない気がして、どうしたらいいか、これからどうなるか、わからなくてこわい。

特に記憶、思い出、過去に消えた人、全部忘れてしまいたい。こびりついた全てを、消してしまいたい。全部全部全部忘れて、白になれたらどんなにいいか。

公園

いまは人影のないその場所には
無数の青が生い茂ります

大切にしたいものは変わってゆきます
だから

ブランコを揺らすのは いまは 風だけ
シーソーのうえに いまは 雨の滴だけ

白く粉吹く 滑り台も 
やがては 姿を消し

すべての記憶は 無に帰ってゆくのです

Christmas

通りすがりのひとの、歴史の一節をききましたので、あなたにも教えてあげましょう。


彼は、恋人に万年筆を贈りました。
ふたりは手紙のやりとりをすることが好きでした。

決して高価なものではないけれど、

“このペンがずっとあなたのそばにいることを…あなたの想いを掬ってくれることを…そしてそれがわたしに届くことを…”

こう想いを込めて、贈りました。


包みをあけた彼女は、ペンを見つめたまま顔をあげず、静かに涙をこぼしました。
彼女の想いはこうでした。

“わたしは知っている。やがてあなたに会えなくなることを、想いが伝えられなくなることを…。

あなたはわたしに教えてくれた。想いを伝えたいひとがいるしあわせを、それを受けとめ愛でてくれるひとがいるしあわせを…。

ただ、もう遅すぎた。
ペンの贈り主はまもなく消える。
ペンはわたしの想いを受けとめてはくれない。
想いがどこにも行けなくなる日は近い。

それなのに。
こんな悲しい贈りものを、あなたは……。”


彼女はそっとペンを置き、部屋の灯りを消しました。彼の手を引き、ベッドの中へ彼を閉じ込めてしまいました。彼女は「彼女の」好きな曲を流し、泣きながら、何度も彼を求め、受け容れ、そのまま眠りました。



その後。
彼のもとに、手紙は届きませんでした。
彼は、彼女を忘れるしかありませんでしたが…

I don't forget that you were here...

あの晩に彼女が流した曲の一節はこうでして、
「今もそうなのだろうか?」そう思うたび、
彼は「ひとりで」彼女を忘れることができずにいる、ということなのだそうです。





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別れ際に、花の名をひとつおしえてあげる

all those..moments will lost..in time..
like tears..in the rain.
time..to die.



消えないと思った。
思い出だけは、わたしをひとりにしないと
信じていた。